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純粋ハチミツの見分け方  
一般的に同じ甘味料ということから、砂糖と蜂蜜は同一視されがちですが、全く違う食品です。
蜂蜜の臭いや色を取り除いた精製蜂蜜やデンプンを原料として作られる液状糖(異性加糖)を加えた加糖蜂蜜がありますが、これらには、一般的にいわれる蜂蜜の効能は、ほとんどありません。  
 本当の純粋蜂蜜とは、花から分泌された花蜜の成分であるショ糖を、ミツバチの体内で唾液酵素などによってブドウ糖と果糖に転化したものを巣に蓄え、ミツバチの羽ばたきによって水分を蒸発させ、糖度が80%になるまで濃縮されたものです。

 単糖類である蜂蜜は短時間で消化吸収され、胃に負担をかけません。体力の衰えた病人にブドウ糖を注射するのは、この性質を利用 したものです。   

 濃縮された蜂蜜は、ミツバチの腹部にある蝋線から分泌される蜜蝋で巣にフタがされ貯えられます。

 この過程を経て初めて天然の純粋蜂蜜といえるのです。公正取引委員会では「純粋と表示できるものは精製蜂蜜を使用せず、添加物を一切加えないもの」と制限しています。

しか し、人工的に加熱し水分を取り除いたものが純粋蜂蜜として販売されているものもあります。一般消費者には見分けが付け難いのですが、色が黒っぽく花の香りもせず焦げ臭いものは注意したほうがよいでしょう。

 また結晶する蜂蜜は純粋蜂蜜と言われることがありますが、結晶しにくい純粋蜂蜜もあるので、信用できるお店での購入を、お勧めします。

 日本市場に流通している一瓶300〜500円のハチミツは、ほとんどが加熱理された安い外国産ハチミツを混ぜたものです。

 おまけに、お菓子や清涼飲料水などの食品工業用に生産された精製ハチミツを加えたものや、トウモロコシからつくった異性加糖を加えた加糖ハチミツもあり、これらも天然ハチミ ツとは全く異なるものです。

 加糖ハチミツや精製ハチミツは、精製過程で高温加熱処理さてれいますが、どんなにすぐれた天然ハチミツでも、高温で加熱処理すれば貴重な健康成分などが壊されてしまいます。そればかりか天然ハチミツがもつ芳香も消えてしまいます。

  (上之二郎・著「ハチミツが泣いている」より引用)